強みは興行収入No.1!アニメも強化し始めたおすすめ銘柄株【東宝】の営業利益を分析
このブログは、
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東宝(9602)の利益や強みを紹介します。
東宝の営業利益
事業内容が分からない方はこちらを参考にして下さい。
まず2019年~2022年度までの事業別利益推移です。(単位:百万円)
データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
注目して欲しいのは
- 2021年、コロナの影響で映画事業、演劇事業が大幅減少
- 不動産は安定した推移
という事。
次に事業別利益の比率です。
データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
ここで重要なのは
- 2021年以外は同じ比率で安定した利益を得ている
- 映画事業が利益の大半を占めている
という事。
今回は利益の柱となっている
映画事業について説明していきます。
映画事業の営業利益
この事業は3つの部門があります。
- 映画営業・・・映画館に販売する
- 映画興行・・・映画を上映する
- 映像事業・・・著作権やグッズを売る
まず映画事業の部門別利益の推移です。
(単位:百万円)
データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
2022年に注目して下さい。
- 映画営業は今までとあまり変わらない
- 映画興行はまだ低いが若干復調
- 映像事業は過去最高
となっています。
ここからは各部門が何をすれば
利益が増えるのかを説明していきます。
1.映画営業部門の利益
映画営業は
映画作品を製作、または仕入を行い
映画館などに配給(販売)する部門です。
配給の利益について
配給収入は興行収入の約50%程度です。
そこから製作会社へ半分以上支払います。
つまり配給の収益は興行収入の15%程度。
そこから宣伝費、映画購入費などを
引いたものが利益です。
製作の利益について
配給収入は興行収入約50%程度。
そのうちの半分以上が
制作会社へ支払われます。
つまり製作の収益は興行収入の35%程度。
そこから製作費等を引いたのが利益です。
自社製作と他社から購入した映画の違いは
- 他社から購入 ➡ 配給の利益のみ
- 自社製作映画 ➡ 配給と製作の利益
となっている。
つまりこの部門は、
自社製作した映画の人気が高いほど
利益が増えやすい。ということです。
2023年の作品は、自社も他社も
有望作品が多いので期待大です。
2.映画興行部門の利益
映画を上映し入場料で収入を得る部門です。
興行の利益について
配給収入は興行収入の約50%程度です。
つまり興行の収益は興行収入の50%程度。
そこから上映権利料などを
引いたものが利益です。
つまりこの部門は
映画館の入場者数を増やすほど
利益が増える。ということです。
現在はコロナ規制が完全解除にされたので
入場者数の増加が期待できます。
3.映像事業の利益
アニメの著作権や商品化権で収益を上げる部門です。
映画パンフレットや書籍の販売も行います。
このアニメ製作の部門が急上昇しています。
データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
2017年と比較すると約3倍伸びています。
1年前の2021年と比較しても2倍以上と
急激に伸びています。
アニメが人気化すれば関連商品が増え
食品やイベントなどのコラボも増えます。
アニメ作品の人気が高いほど
利益が上がる仕組みです。
2023年度も有望作品が多いので
ヒット作が出てくる可能性は高いです。
東宝の強み
実績
テレビ局やアニメの製作会社は
自社の作品が映画化する際、
当然大ヒットを期待しています。
たくさん上映して欲しいと思った時
実績が最も高い企業を選ぶでしょう。
引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
配給会社の興行年収は東宝がトップです。
圧倒的な差があります。
実績の高い東宝に強い作品が集まります。
映画館の数
また興行収入を上げるには映画館が必要。
引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より
映画館の数はイオンシネマに次ぐ2位で
3位以下とは倍程度の差があります。
私の考え
アニメ事業で更なるチャンス
自分が人気漫画家さんだったとして、、、
アニメ化の話が出たとき
- 映画会社と直結のアニメ制作会社
- そうではない会社
どちらを選ぶかと言われれば
絶対映画会社と直結を選びます。
この考えが正しければ
人気漫画のアニメ化は東宝に集中するはず。
そうなると
- 自社製作が増えて、映画営業部門は好調
- 人気作品がたくさん上映されるので、映画興行部門も好調
- 人気作品の関連商品やコラボが増えるので、映像事業も好調
と全部門に良い影響が出てきます。
利益率はどんどん上昇しそうです。
まとめ
東宝は映画・不動産・演劇・その他の
事業を行っていて、
利益の大半が映画事業となっています。
特にアニメ事業では収益を伸ばし
映像事業の利益を増加させています。
更にこの事業を強化する事で
他の事業の利益を底上げするので
今後の業績は上昇していくと
考えています。
以上になります。
事業内容の分析やまとめ記事を書きました。参考にどうぞ。
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参考元サイト:東宝HP
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