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強みは興行収入No.1!アニメも強化し始めたおすすめ銘柄株【東宝】の営業利益を分析

このブログは、

2月と8月の株主優待

映画館の鑑賞券が貰える

東宝(9602)の利益や強みを紹介します

東宝の営業利益

事業内容が分からない方はこちらを参考にして下さい。

hajikabu.hatenablog.jp

 

まず2019年~2022年度までの事業別利益推移です。(単位:百万円)

データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

注目して欲しいのは

  • 2021年、コロナの影響で映画事業、演劇事業が大幅減少
  • 不動産は安定した推移

という事。

次に事業別利益の比率です。

データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

ここで重要なのは

  • 2021年以外は同じ比率で安定した利益を得ている
  • 映画事業が利益の大半を占めている

という事。

 

今回は利益の柱となっている

映画事業について説明していきます。

 

映画事業の営業利益

この事業は3つの部門があります。

  1. 映画営業・・・映画館に販売する
  2. 映画興行・・・映画を上映する
  3. 映像事業・・・著作権やグッズを売る

まず映画事業の部門別利益の推移です。

(単位:百万円)

データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

2022年に注目して下さい。

  • 映画営業は今までとあまり変わらない
  • 映画興行はまだ低いが若干復調
  • 映像事業は過去最高

となっています。

ここからは各部門が何をすれば

利益が増えるのかを説明していきます。

1.映画営業部門の利益

女優のイラスト

映画営業は

映画作品を製作、または仕入を行い

映画館などに配給(販売)する部門です。

 

配給の利益について

配給収入は興行収入の約50%程度です。

そこから製作会社へ半分以上支払います。

つまり配給の収益は興行収入の15%程度

そこから宣伝費、映画購入費などを

引いたものが利益です。

 

製作の利益について

配給収入は興行収入約50%程度。

そのうちの半分以上が

制作会社へ支払われます。

つまり製作の収益は興行収入の35%程度

そこから製作費等を引いたのが利益です。

 

自社製作と他社から購入した映画の違いは

  • 他社から購入 ➡ 配給の利益のみ
  • 自社製作映画 ➡ 配給と製作の利益

となっている。

つまりこの部門は、

自社製作した映画の人気が高いほど

利益が増えやすい。ということです。

 

2023年の作品は、自社も他社も

有望作品が多いので期待大です。

 

2.映画興行部門の利益

映画を上映し入場料で収入を得る部門です。

興行の利益について

配給収入は興行収入の約50%程度です。

つまり興行の収益は興行収入の50%程度

そこから上映権利料などを

引いたものが利益です。

 

つまりこの部門は

映画館の入場者数を増やすほど

利益が増える。ということです。

 

現在はコロナ規制が完全解除にされたので

入場者数の増加が期待できます。

 

3.映像事業の利益

アニメの著作権や商品化権で収益を上げる部門です。

映画パンフレットや書籍の販売も行います。

 

このアニメ製作の部門が急上昇しています。

データ引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

2017年と比較すると約3倍伸びています。

1年前の2021年と比較しても2倍以上

急激に伸びています。

 

アニメが人気化すれば関連商品が増え

食品やイベントなどのコラボも増えます。

アニメ作品の人気が高いほど

利益が上がる仕組みです。

 

2023年度も有望作品が多いので

ヒット作が出てくる可能性は高いです。

 

東宝の強み

実績

テレビ局やアニメの製作会社は

自社の作品が映画化する際、

当然大ヒットを期待しています。

 

たくさん上映して欲しいと思った時

実績が最も高い企業を選ぶでしょう。

引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

配給会社の興行年収は東宝がトップです。

圧倒的な差があります。

実績の高い東宝強い作品が集まります。

 

映画館の数

また興行収入を上げるには映画館が必要。

引用元:東宝HP「FACT BOOK2022」より

映画館の数はイオンシネマに次ぐ2位で

3位以下とは倍程度の差があります。

 

私の考え

アニメ事業で更なるチャンス

自分が人気漫画家さんだったとして、、、

アニメ化の話が出たとき

  • 映画会社と直結のアニメ制作会社
  • そうではない会社

どちらを選ぶかと言われれば

絶対映画会社と直結を選びます。

 

この考えが正しければ

人気漫画のアニメ化は東宝に集中するはず。

そうなると

  • 自社製作が増えて、映画営業部門は好調
  • 人気作品がたくさん上映されるので、映画興行部門も好調
  • 人気作品の関連商品やコラボが増えるので、映像事業も好調

と全部門に良い影響が出てきます。

利益率はどんどん上昇しそうです。

まとめ

東宝映画・不動産・演劇・その他の

事業を行っていて、

利益の大半が映画事業となっています。

 

特にアニメ事業では収益を伸ばし

映像事業の利益を増加させています。

 

更にこの事業を強化する事で

他の事業の利益を底上げするので

今後の業績は上昇していくと

考えています。

 

以上になります。

 

事業内容の分析やまとめ記事を書きました。参考にどうぞ。

hajikabu.hatenablog.jp

長文読んで下さりありがとうございます。

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参考元サイト:東宝HP

www.toho.co.jp

※情報に関しましては精査をしておりますが、この情報を元に発生した諸問題、不利益等について当方は何ら責任を負うものではありません。重要な判断を伴う情報の収集に関しましては、必ず各企業のHPにてご確認ください。株取引などは自己責任でお願いします。

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